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マビノギブログ

くまさんサーバーの女帝こと時流さんが持ち前のドSな性格と執念をもってかき乱す物語。とりあえず、お前にレインボー。
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2011/08/26
11:43
トキール公暴君化に関する侍女長の報告書(抜粋)

【侍女長の証言】

 お嬢様はすっかり変わってしまわれました。
第3次コリブ渓谷防衛戦の最中の流れ矢を『義弟が武断派の自分を排除し文治派を台頭させるための暗殺計画だ』と思い込まれたお嬢様は、文字通りの文治派大粛清を指示。
身の危険を察した弟君は海を渡ったイリアに亡命。新政府樹立の手はずを整えるとの事です。

 城内は、とても酷いものです。
毎晩必ず一人は、メイドがお嬢様に殺されます。
目があったメイドが呼び出され、即座に部屋で試し斬りの的にされ、斬殺され、息があると臓腑を抉り斬られます。目をあわせ、目をそらしたものは暗殺を目論んでいる、毒殺を目論んでいるとあらぬ疑いを掛けられるのです。
昔、私やメイドを夜伽で愛してくださったお嬢様の姿はもうどこにもありません。眼帯の奥、どんな悪魔が棲み付いたというのか。誰もお嬢様に悪心など抱いてはいないのに。

 先日はティルコネイルのダンカン殿に村の14歳から40歳までの男性をすべて国軍に供出するように、と無理難題を吹っ掛け、ダンカン殿がそれをやんわりと断ると村の女10人を教会に集めて火を放ち焼き殺してしまいました。司祭とシスターエンデリオンは彼女らと運命をともに…。かくして段階的に村の男性を供出することを条件にこれ以上の虐殺を行わないことを約束しましたが、その帰り道『次はどのようにしてその約束を反故にしてやろうか…』と末恐ろしいことを仰る始末。

 国内の治安は悪化したわけではなく、こんな有様なのにむしろ秩序を保っています。ただそれは、国軍とその憲兵が常にギラギラと目を光らせ、何か妙なことが起こると簡単な裁判を経てすぐ絞首台に連れて行かれるからです。

 国内にはもはや、お嬢様を止められる人間はいません。りょーこ将軍もお嬢様の暴君化に呆れたのか、信頼する部下数名を連れ、国外に。いまや異民族とともにエイリフ転覆を考えているとも目されています。

tokirukizyou.jpg
















聖歴1622年初夏、エイリフ占領下のダンバートン郊外練兵場にて、閲兵を行うトキール公。
なお、この直後にダンバートンの過激派地下組織が暗殺未遂事件を起こし、ダンバートンの教会を始め、
主要なものが徹底的に破壊、捕縛、虐殺し尽されたという。
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