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マビノギブログ

くまさんサーバーの女帝こと時流さんが持ち前のドSな性格と執念をもってかき乱す物語。とりあえず、お前にレインボー。
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2013/04/10
22:26
ま!ま!まさかの!男体化!




はい、どうもコンバンハ。
番組の途中ですがとんでもないニュースです。

エイリフ王国のトキール・ヴァルプルギス=フォン=ミュンヒハウゼン女王が

男に成ってしまわれました。

いや、書いてるこっちのほうがかなりドモってます。
つーかこれ国家崩壊の危機でしょ!
どうやらかつて彼女の曽祖父に国を奪われたマクマル家のエレモンさん(享年80)の呪いと
思われていますが具体的には誰がどのようにやったのか分からずじまい。

でも本人は『これで合法的に国中の女を孕ませてよくなったのだな?』と一番最初に聞く始末。
そんなんで大丈夫かエイリフ王国!

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っつーわけで心機一転、男キャラになってみました。
海軍の軍服が似合う今日この頃。そうだ、エイリフ海軍聨合艦隊を編成してベルファストを
攻略してしまおう!なんて考える今日この頃。
あ、エンデリオンは既に落としたのでご安心を(
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2013/04/01
00:49
侍女長の日記 -7

ダンバートンは最早、街の様相を呈していなかった。
かつては金銀財宝に溢れ、この世の富と財のすべてが集まったかのような絢爛豪華な東西南北の
飾り立てられた門はすべて閉ざされ、そこからは誰も出てこない。
時折、守備隊の兵士が攻囲している我が軍に向かい投石を行うが、最早無意味。
出てきた瞬間狙撃され転落する。何人もそんな哀れな死体を見てきた。

 戦が始まって10日目、死んで疫病を発症し始めている牛を遠投投石器で投げ込んだ効果が
徐々に現れ始めているらしい。疫病が蔓延し、ダンバートン備蓄の医薬品では足りないそうなのだ。
まず老人や女子供が感染する。体中に恐ろしいほどのブツブツが現れ、それから血を噴き出し死ぬ。
元々ウルラ大陸には存在しなかった疫病だけあり、抗生物質では何の役にも立たない。
街中が死体だらけになり、人々は疫病への感染を恐れ、遺体を埋葬しようとしない。
それがどんなに親しかった人でも、家族でも尚更だ。
時折降り注ぐ砲弾もそれを邪魔するのだろう。
城門は開かない。いや、開けないに違いない。もう開くような屈強な守備兵がいないのだから。
今やダンバートンは飢えと病の街に変貌している。噂によればデトワイラーは部下や家族を見捨て、
愛人とともにカブ港に逃れ、そこからベルファスト自治領へと逃避行したそうな。
つまり、城壁内は既に、厭戦ムードどころか、統制の取れていないゴミ共しかいないことになる。
だかここに来て公は攻撃の命令を下さない。
『畏れながら申し上げます!今突撃の号令を御下命下されば、こんな街一捻りです!』
第1師団長、フリードリヒ=フォン=ザルツベルグ大将の進言は、公の一言で白紙撤回された。

『謀叛とはどのような結末を迎えるのか、骨の髄まで分からせ、二度と反逆しないように教育しているのだ』


 不思議なことに、疫病は我が兵士には蔓延しなかった。
公は恐らくこの病の正体をご存知に違いない。何故ならすべての兵士に薬を飲ませた。
逆らい、飲まなかった兵士を銃殺刑に処してまで。
だから攻囲中も部隊は気楽なもので、酒も振舞われるし毎日が宴会騒ぎ。
旨そうな匂いに当てられて顔を出した敵兵は、いつもの如く撃たれ転落する。


 そんな不気味な日々が続いたある日のことだった。
『閣下、旗です。旗色は白旗、降伏の模様』
伝令が公に伝える。既にやせ細り、旗を持つ腕もおぼつかない敵兵が、白旗を振るのが、
本陣からも良く見えた。久々に雨が上がった、そんな昼過ぎのことだ。
誰もが城門の開放を待ち構え、突撃準備をしていたときだった。
『重砲部隊に伝令。砲撃開始、全市攻撃、都市ごと粉砕せよ』
突然の砲撃命令に、その場にいた第1師団参謀長ゲオルグ=フォン=ドルツ中佐は聞き返した。
『砲撃ですか?しかし敵は』
言葉は続かない。
いつの間にか抜き放たれた公の刃が、彼の首を落としていたから。
『何をしている。重砲部隊にさっさとケリを付けろと命じよ』
動揺する司令部。幕僚たち。
『降伏を示す余裕があるということは、まだ生きている者が大勢いるということだ。殺し尽くせ』
『…』
東洋では、彼女のような人間を『悪鬼羅刹』と呼ぶそうだ。
まさか、そんなものにこんなところでお目にかかれるとは。


 砲撃命令から30分後。
最新鋭の203粍重加農砲、15門が一斉に火を吹く。
その振動ははるか後方、オスナサイルの崖を崩すほど激しく、着弾の衝撃は、爆風となり
攻囲部隊を襲う。都市区画はたった15発で灰燼に帰し、うめき声と絶叫が木霊する。
崩れた城壁の間から、まだ動ける一般人が飛び出してくる。自由だ!やった!と叫びながら。
だが目の前に展開した、人を撃ち殺す快感を覚えたケダモノたちは、容赦ない一斉発射を浴びせる。
最新鋭銃器、マキシム軽機関銃が火を吹くたび、市民が一人また一人と地面に倒れる。
迫撃砲は水平発射を試み、四肢は木っ端微塵に粉砕される。
その猛烈な銃声に飛び出そうとした市民は撤退した。
たった一人を除いて。
『フランツ!フランツ!何処にいるの!』
恐らく息子を探す母親だろう。硝煙煙る中を何も知らず飛び出してきた女は。
『撃つな!』
『小隊長!』
ある小隊長は、部下に撃つなと命令した。
『子供が生きているかもしれない。せめてもの情けだ。撃つな』
件の女は、確かにフランツを見つけたようだ。地面に折れて泣き崩れて。
それは、迫撃砲で木っ端微塵にされた、胴体の一部だったに過ぎないが。
『…もう生かす必要もなくなった、子どものところに送り届けてやれ。てーっ!』
迫撃砲が一発、水平発射。
母親は、子どもの亡骸もろとも、骨も遺さず爆散した。


 圧倒的な攻撃は2時間弱続き、およそ生きている人間は殺し尽くした。
残るは今にも死にそうな病人と飢え死に寸前の弱者。
情けも容赦もない公の判断は、次なる作戦へと進む。
『ここまで持ちこたえるという事は、地下組織がいる可能性もある。くまなく調べよ』
標的は、意図的に目標から外していたダンバートン教会。
敵中斬り込み部隊、100人は城壁のスキマから、闇夜に紛れ突入していくのだった。

2012/05/30
13:43
侍女長の日記 -6

 戦争が始まるというのに、国内は静かなものだ。
むしろ、それに狂喜乱舞しているきらいがあるのも恐ろしい。
出征兵士を見送る列。エイリフ国軍精鋭の第1師団から引抜を受けた新編成部隊、
第15近衛擲弾兵連隊1600名が最前線に出動するという。
最新鋭の銃器、ミニエー銃と、滑空砲、各種攻城兵器と、それを牽引する、錬金術を
利用した牽引装甲車。国民の多くが、見たこともない最新鋭兵器に、エイリフの勝利を確信した。

 さて、前線の状況も次第に遷移していく中、ついに軍事衝突が発生する。
アブネア地域を完全に掌握した我が国軍は、ついに尖兵隊をダンバートン郊外、
アップルフィールド(後のダンバートン演習場)に展開。交戦命令が下るまでジリジリと前進する
部隊に恐慌した敵方の新兵が国軍に対し矢を発射。ここに戦闘が勃発した。
第506連隊に交代して第501連隊1500名が前線で防御戦闘を開始した。
1215時のことだった。

 敵は義勇軍600人、ただしすぐに増援が駆けつけ、2500人の大兵力になる。
兵力差は1000名、ただ、装備があまりに大きすぎた。
第501連隊は、重野戦砲を装備する特科連隊。装備は最新鋭のミニエーでこそないものの、
ゲベールを全員が装備しており、弓矢や刀剣のみの義勇軍とはあまりに戦力が違いすぎた。
1230時、前線に重野戦砲弾が次々に着弾開始。塹壕ではなく前線の木などを遮蔽物に
していた義勇軍はたちまち木もろとも粉砕され、はらわたをぶち撒け始める。
砲撃が止むと、たちまちゲベールを持った歩兵部隊が躍進。義勇軍は軽鎧もろとも心臓や
腹を撃ち抜かれ絶命。
1356時、右左翼とも前線の敵部隊を包囲完了し、虐殺を開始。
降伏は一切受け入れられず、2500名のうち2489名が殺害された。
重傷を負った11名は捕虜として捕らえられ後送。虐殺を完了した部隊は、銃剣で口を
強引にこじ開け、金歯などを無理矢理引っこ抜く。死体だ、情けをかける必要もない。
こちら側の戦死者は18名。すぐに埋葬が行われ、遺品は新造される『英雄美術館』に
展示されることが内示された。

 1600時、半要塞化されたダンバートンからの砲撃が始まるも、射程外のため着弾せず。
部隊は徐々に間隙を詰め、塹壕を掘り、敵の襲撃に備え始める。
1905時、出征した第15近衛擲弾兵連隊が前線に到着。
作戦会議に取り掛かる。
それに同行していたトキール公は、前線を慰労。士気が上昇する。

 軍議では現時点で彼我兵力差は倍であるものの、敵は所詮寄せ集めの雑兵。
圧倒的な敗北を見せ付けてやれば敗走するのは自明の理として、義勇軍敗走後の
包囲戦に重点を置くことが再度確認された。
その間も戦闘は続く。
2142時には、義勇軍の中でもギャラに釣られた夜襲斬り込み部隊200名が殺到するも、
擲弾兵の最新鋭兵器、ミニエー銃が火を噴き、軽鎧の上から次々被弾し絶命。
元々連射速度が従来のゲベールの倍といわれるミニエーだ。恐慌し敗走する敵部隊も
ミニエー銃が容赦なく洗礼を浴びせ、200名のうち140名が戦死。残りは深手を負って逃げる
途中に出血多量で死ぬもの、降伏しようとしたところを脳天を撃ち抜かれ絶命するもの
数多あり、戦闘終了後結局ダンバートンに逃げ帰ったのは20名足らず。戦闘はたったの15分で
大勢が決してしまった。

 ダンバートン領主デトワイラーから『今兵を引けば追撃もしないし、駐屯も許す!』と
負け惜しみなのか命乞いなのかよく分からない手紙が届くも破り捨てられ、軍使は斬殺される。
付き添ってきた使い走りにこちらからの返答を持たせる。

『今更の命乞いは聞かぬ。こちらが望むのは圧倒的にして絶対的な勝利のみ』

 交渉は決裂。
デトワイラーは更なる義勇軍の増援をと考え、ダンバートン内に住む14歳以上の男性を
すべて強制徴用。雑多な武器を持たせて戦いに送り出すことを決めた。
また、トキール暗殺に成功した者はこの世のありとあらゆる財宝をくれてやると宣言。
しかし、目の前で圧倒的な火力差を見せ付けられ、進軍するものなど皆無。
義勇軍1000名が半ば強引に出撃させられたが、帰還したものは僅かに6名。
その6名も腕や足、片目をなくすなど、半端ではない怪我をしており、要塞内の指揮は低下。
脱走が相次ぎ始める。
そして、ダンバートン戦最初で最後の大規模野戦が迫っていた。

2012/05/29
12:22
侍女長の日記 -5

 ダンバートン。
古くからティルコネイル、タルティーン、イメンマハ、カブ港、そしてバンホールと、
あらゆるところの起点となる都市。そして古より商業都市として栄えていた。
ただ…現在の統治者マックス"フュルスト"デトワイラーの治世…治世もおこがましいが…。
そのときに商人ギルドが成立し、高いみかじめ料を払いながらの商売に、純血の
商人以外は商いが立ち行かなくなり、次々に離れ始めていた。
が、かえってそれが商業都市として、半端者の商いを文字通り不可能にしたのも事実。
持てるものだけが夢を掴める、そんな街になったのだ。

 しかし。
トキール公はそんなダンバートンをよく思っていなかった。
タルティーン制圧後、軍部隊はネア湖近辺、アブネアに駐屯地を設立。
元々ダンバートンには平和的な解決策として、先の余計なマネ、所謂自称義勇軍を
領内に放って狼藉を働いたことを帳消しにする代わりに、ダンバートンへの軍の駐留と
補給を許すようにと持ちかけていたが、デトワイラーは激怒しこれを拒否。
義勇軍とは何も関係がない、言いがかりだ!とまで騒ぎ始めた。
もっとも、その時点で既に大半の同志たちは彼を見限っており、徹底した抵抗とやらも
徒手空拳の様相を呈していたが。

 ともあれ彼はエイリフへの反撃の準備を始めた。
トキール暗殺のために反体制派の将軍に接触し、先の暗殺未遂事件。
失敗したとなると国内不穏分子に資金援助を行い、領内で蜂起せよとするも、
計画が未然に察知され、全員縛り首からの斬首。
更には北部国境線で異民族の侵入に備えていたリョーコ大将の元に
『公は貴女が目障りになりこんなところに送ったんだ。そして今まさに殺そうとしている』などと
虚偽の事実を記した手紙と、これまた虚偽の証拠を持って参じたが、リョーコは
『そのようなことを公が考えるわけもない』と一蹴。
なおも縋るその間者の頭を、ツヴァイハンダーで一突き串刺しにし送り返した。
どうやらテトワイラーも彼女たちが義兄弟の契りを結んでいることを知らなかったようだ。

 計略がことごとく失敗に終わると、いよいよ風向きが変わる。
これまでアブネア駐屯地に展開していたエイリフ国軍第2師団第506歩兵連隊の行動が活発化。
タルティーンに向かう商人たちが次々に捕縛され、斬殺だの、街道沿いに磔にされるなど、
残虐な方法を以って処刑されるようになった。
当然商人たちはタルティーンに行きたがらなくなるが、あえて遠回りのルートを取ろうとすると、
もっと凶悪な動物達を相手にしなければならなくなる。
タルティーン銀鉱から産出される上質の銀でこれまで儲けを手にしていたデトワイラー一派には
死活問題になり始めていた。
そこで、護衛の兵士をつけて出動させる。
プレートメイルに身を包んだ兵士達だ、問題ないに違いない。
しかし翌朝、プレートメイルもろとも胴を両断された護衛兵の死体と、あちこちに散らばる
商人たちのバラバラ死体が発見された。
瀕死の重傷で帰ってきた商人の娘が証言した後、すぐに絶命した。
『奴らは夜叉だ!』
『突然髪の色が銀色になり、瞳孔が紅くなり、獣のような力で襲い掛かってくる!』
『剣も護身用の銃も、まして鎧も意味がない。たちまち両断され食い荒らされる!』
デトワイラーは最初何がなんだか分からないのか、仲間を見捨て逃げ帰ってきたこの
汚いメスを宝石だらけの成金趣味な剣で串刺しにして殺した。
だが、側近の中にタラ情勢に詳しいものがおり、その者曰く。

タラでは現在、東方より伝わりし人間に激的な変化をもたらす『ヲチミズ』と呼ばれるものを、
吸血鬼の血などを使い独自に開発している。
それは、人間の筋肉を中心に劇的な変化をもたらし、斬られても瞬時に回復する身体になるという。

 デトワイラーはそれを不老不死の妙薬ではないか!と喜び、
なおの事タラ征服のために、ありったけの金で義勇軍の編成に取りかkる。
金に目のくらんだ義勇軍兵士、15000人。
こちらからもまた、エイリフとの戦いが始まろうとしていた。


 

2012/05/28
00:30
侍女長の日記 -4

 今更、何を憂う事があるか。
私が愛したお嬢様はもういない。アレは獣、哀れな野獣。

 事件は、ある晩餐のときに起こった。
同志を殺され、トキール公を憎む将軍たち、ベルクマン中将を中心とするグループが、
彼女の暗殺を目論んだのだ。
その時彼女は将軍や錬金術師からなる有識者たちと食事をしながら会談中。
そこを愚かにも付けねらったのだ。
運ばれてくる料理。其の中に潜む爆弾。
起爆予定は、お嬢様が蓋を持ち上げた瞬間。
その筈だった。
「…ん」
何かの違和感を感じ、それを不意に蹴る彼女。
蹴ったカートはそのままベルクマンの座る右翼9席目でちょうど停止し。
青ざめる反逆者、直後に投げられる剣。それは中の爆弾を蓋ごと突き破り。
起爆。飛び散る肉片、骨片、ハラワタ。
「やはりそのような考えを持っていたか。有識者が聞いて呆れる。命知らずめ」
その部屋にいた者たちは、計画への加担の有無関係なく瞬時に斬り捨てられ、彼女を除き、
誰もその部屋から出てくることはなかった。私の部下のメイド5人も、巻き添えで斬殺。

 軍部の反体制派粛清はこれまで以上に熾烈と死臭を極めることとなる。
まず、国軍の背骨とまで称された国軍最高司令官、ロルベーア元帥が陵遅刑、それも生きながら
まずは手の指と足の指を一本ずつ切り落とされ、野犬や野良猫に食わせるという残虐な処刑法を
用いた。次第にそれは手足へとエスカレートし、ふくらはぎの肉を切り取って乞食に食わせるなど
激痛で気が狂い、目の前の惨禍で頭が吹き飛ぶような凄惨さの後、気を失ったところを首を刎ね、
この世に永遠の別れを告げさせた。

 また、このロルベーア元帥の家族とその親族三親等以内はすべてその日のうちに捕らえられ、
火あぶりの刑となった。まだ生まれたばかりの娘だけは、と動揺する声があったが、例外なく
首の骨を折り、そのまま焔の中へ放り込まれた。
そして三親等から幸運にも外れた者達も、エイリフ国外への退去を命ぜられ、財産は没収。
フォン=ロルベーア家、ミュンヒハウゼンと並ぶエイリフ最古の貴族は、こうして血塗られた最期を
静かに、厳かに迎えるに至った。

 同様の処刑は国軍参謀本部や国軍諜報部など重要機関に徹底して行われ、人民裁判が
盛んに開催される。最終的に粛清された軍関係者は将官15名、高級将校66名、将校155名、
一般兵卒(下士官兵)580名に登る。中には暗殺計画と知らず上官に脅され参加させられた、
入隊したばかりの16歳の二等兵もおり、これには弁護士もついたが、人民法廷はそれを認めず、
結果として彼は刑場の露と消えた。

 メイドも同様だ。
これを好機とばかりに、お嬢様は総勢120名、一個中隊にも相当するメイドたちの整理に移る。
こと素行不良の者たちは解雇ではなく、戦功を挙げた兵士の妻として払い下げる。
それならまだいい。
そのような処遇に不満を持つメイドはみな縛り首。死ぬくらいならイヤでも結婚するしかない。
こうしてメイドも少数精鋭に変貌していく。
厄介払いが終わる頃、トキール公は新たな侵攻作戦を全軍に布告する。

『逆賊ダンバートンを攻囲せよ。逆賊に死を』

 所謂ダンバートン包囲戦。ウルラ大陸城塞都市包囲戦史上最悪の、餓死率75%を叩き出した、
悪魔のような戦いが始まろうとしていた。

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